リアライン日記・・体のゆがみを取り除くリアライン・コンセプト: ウエイト・リフティング選手に対するバランス・シューズ利用の実践報告・・服部哲也トレーナーからの実践レポート

2011年5月31日火曜日

ウエイト・リフティング選手に対するバランス・シューズ利用の実践報告・・服部哲也トレーナーからの実践レポート

神奈川を中心に、野球、バスケなど幅広くトレーナー活動をされている服部トレーナーから、リアライン・バランスシューズをウエイトリフターに使用した実践レポートを送っていただきました。


 きっかけは、ウエイトリフティングの指導者から「うちの選手の足首が痛くて、深くしゃがみ込むことができない。以前に捻挫したところが痛いようだ。なんとかならいか?」との連絡を受けたことでした。早速、練習場所に駆け付けたところ、「国体の本番まで1ヶ月をきり練習ができないと本番も期待できないから何とかしてくれないか。」と頼まれました。

選手から話しを聞いた上で、身体をみていくと、慢性足関節不安定症とともに背屈位でのマルアライメントが顕著にみられました。それに伴い、下腿外旋などその他の部位のマルアライメントもみられました。そこで、以下のように対応しました。


 (1)リアライン
 
 足関節周囲をマニュアル・リアラインにてリリースしたあとに、外反母趾が少しでも直るようにと立方骨や楔状骨に対してリアラインを実施しました。その結果、普通にしゃがみ込む際の痛みがほとんどないとのことでした。ただし、膝関節における「下腿外旋アライメント」は残存していました。

股関節とかも硬いだろうなと思いながら、時間もないので、下腿の内外旋エクササイズをやってもらうと、3横指ちょっとあった膝のすきまがぴったりくっついていく変化に選手はびっくり! 印象深い出来事でした。


(2)バランスシューズ

次の機会にバランスシューズを持っていき、実はこういうものがあると見せ、やらせてみました。

スクワットのエクササイズをやっている時に、選手自ら「これってちゃんとした動きを覚えるのに良いですよね!」と。さらに、トレーニング終了後には、バランスシューズを脱いで立った瞬間に、「ちゃんと立ってる! これで挙げたら絶対挙がりますよ!」と選手からは好反応。もう少し使ってみたいと言い出したので、すかさずエクササイズ指導に入りました。

 エクササイズとして、GLABによる動画「基礎編」のレベルⅠを指導し、ウォーミング・アップの一環として利用することをアドバイスしました。


 ウエイト・リフティングは体重制限がある種目なので、いかにロスなく、筋出力を上げることが記録向上に直結するスポーツと考えられます。2つの課題を克服するものとしてバランス・シューズが適していると話すと、実際に体験していた為か選手はすんなり理解し、バランス・シューズエクササイズを導入することに同意しました。

その後は、2名の選手が約1ヶ月という短い期間でしたが、バランス・シューズを利用してコンディショニングを整え、大会に臨み、2名とも過去最高の記録を更新して大会を終了しました。

以上、簡単ではありますが、バランス・シューズをウエイト・リフティング選手に導入した経緯と実践報告でした。



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