リアライン日記・・体のゆがみを取り除くリアライン・コンセプト: リアライン・インソールの開発ストーリー

2011年5月20日金曜日

リアライン・インソールの開発ストーリー

今日はリアライン・インソールを開発するに至った経緯についてご紹介します。

リアライン・インソールという商品は、もともと手作業で材料から削り込んで作っていたカスタムインソールを期限とします。手作りインソールでは、一人ひとりの足に合わせて、また疾患や症状に合わせて個別に作ることを重視していました。

当時、患者数の多いクリニックに勤務していたので、スピードアップに迫られ、徐々により多くのアスリートの足に簡単にフィットできる形状を工夫するようになりました。インソールの作成個数が500個を超えたあたりから、基本形がほぼ固まり、余程強い変形が無い限りは、ほぼ固定された形状でも問題ないことが分かってきました。

その理由は、扁平足、ハイアーチ、外反母趾など足の変形やバリエーションがあったとしても、すべては中間的な足に戻すことができるためです。つまり、インソールは変形してしまった結果に対してフィットさせるのではなく、それぞれの足にとって理想のアーチ構造を再構築するようにつくることで、ワンパターンのインソールであっても、足の方が徐々にインソールの形状にフィットするように変化を起こしてくることが分かりました。その結果、どのような足であっても、中間的な理想的なアーチ形状を目指す上で、インソールの形状にはほとんどバリエーションを考える必要がなくなってきました。

つまり、固定されたリアライン・インソールの形状は、ほとんどすべてのヒトの足の形状を最適化するための形状を持っていることになります。

中間的な足、理想のアーチ構造とはなんでしょうか? それは立方骨が挙上し、5本の中足骨が足部長軸方向とほぼ平行に配置された足を言います。逆に言うと、立方骨をうまく挙上することさえできれば、ほとんどの足部タイプを中間的な足に引き戻すことが可能なわけです。(個別性を重視して足を見ておられる方は、おそらくこの説明だけでは納得されないと思います。しかし、これは真実です。)

簡単な見極め方として、舟状骨に対して楔状骨の内方への可動性を確保し、その上で青竹ふみなどで立方骨を挙上させると、立方骨という1点を押し込むだけで、内側アーチ、外側アーチ、そして横アーチが自然にできてきます。つまりドーム状の立体的な足に変化してくるのです。

私は、このドーム状の足を理想と考えています。ドーム状ということは、常に立体的な構造を持つので、衝撃吸収が最適に行える状態と言えます。また地面を蹴るときは、自然に足趾が反ることによって足底腱膜などアーチを支持する筋腱が緊張して、足の力の伝達機能が向上します。

現在のリアライン・インソールにおいて、はめ込み式の中央アーチパッドは立方骨を支えるために作られました。硬さを3種類同梱していますので、立方骨の高さのバラつきに対しても、この中央アーチのパッドの入れ替えだけで簡単に調整が行えます。

3つのアーチが1点でサポートされると、足全体が劇的に安定します。様々な方向に足を揺らしても、足が地面に吸い付いたように安定します。また立っているだけで膝や腰が疲れる方でも、立方骨をさせることによって足の変形が膝や骨盤に影響することが無くなります。


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