リアライン日記・・体のゆがみを取り除くリアライン・コンセプト: 臨床スポーツ医学2011年7月号 「高齢者の変形性膝関節症と運動療法 有効性と限界」脱稿

2011年4月2日土曜日

臨床スポーツ医学2011年7月号 「高齢者の変形性膝関節症と運動療法 有効性と限界」脱稿

高齢者の変形性膝関節症と運動療法 有効性と限界
「膝OAに対するリアライン・プログラムの有効性と限界」

蒲田和芳1、生田太2、米田佳3、花田謙司2,4、吉田大佑5 宮路剛史6 

1 広島国際大学 保健医療学部 総合リハビリテーション学科
2 広島国際大学大学院 医療・福祉科学研究科 医療工学専攻
3 小林病院リハビリテーション科
4 福岡リハビリテーション病院 リハビリテーション部
5 いまむら整形外科医院 リハビリテーション科
6 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 整形外科学



はじめに
 変形性膝関節症(膝OA)は65歳以上の高齢者の約13%が罹患する[1]。膝OAの発症予防あるいは発症後の進行防止を確実に達成するには、そのメカニズムと進行過程の解明が必須である。生物学的な発症メカニズムが徐々に解明されつつあるものの、生体力学的な観点も加えた中でその発生および進行のメカニズムは解明されていない。運動療法の効果について、水中運動療法 [2]、地上運動療法[3]、有酸素運動の強度[4]、大腿四頭筋エクササイズ[5]などの効果が報告されてきた。しかしその効果発現は緩徐であり、いずれも効果発現のメカニズムは解明されていない。

 筆者らは、2000年頃より膝OAにしばしば付随する下腿外旋拘縮に着目し[6-9]、膝OAに特徴的なキネマティクスの正常化を目的とした保存療法を模索してきた。具体的にはスクリューホーム運動の正常化を意図した運動療法として、下腿外旋拘縮を軽減させる治療法を実践してきた[6-9]。そして、それを体系化して現在は正常な回旋キネマティクスを回復させることを意図したRRR(rotation restoration and realignment)プログラムを提唱している[10-12]。本稿では、その理論背景、効果、限界、今後の課題について紹介する。


以下、掲載号の発刊をお待ちください。


 
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