膝蓋下脂肪体拘縮の症例を経験したのでシェアさせて頂きます。
高校時代に半月板損傷を受傷し、鏡視下部分切除術を受けた後に、 膝の伸展制限が残存。トレーニングによって、炎症が生じ、疼痛、 筋力低下、機能低下が増悪。つまり、半月板部分切除術後のリハで 状況が悪くなったわけです。
この症例のリハの問題点は、伸展制限に伴う機能低下において、「 トレーニング」にその解決を求めたこと。最初にスムーズで、どこ にもストレスのかからない膝を作らなければいけないのに、選手の 努力(=トレーニング)に解決を求めてしまった点は根本的な間違 いだと思います。15年経過した現在も10°近い伸展制限が残り 、膝は常に痛みを発しています。またその影響により、かなり重症 の腰痛があります。
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膝蓋下脂肪体拘縮とそれによる伸展制限がある膝に対して、トレー ニングをガンガン行えば、当然脂肪体は炎症を起こし、機能回復は 遅れるどころか、後退してしまします。その状況では、トレーニン グを一旦全面的に中止し、まずは脂肪体拘縮の影響を取り除くこと が必要です。
私の治療は2日間集中的に行いました。まずは膝伸展制限を解消す るために、下腿外旋アライメントの修正と膝蓋下脂肪体拘縮の解決 を図る徒手療法。これにより伸展制限は1°程度にまで改善し、大 腿四頭筋収縮の痛みは消失しました。その後は、日常生活での痛み もほとんどない状態を維持しています。
ということで、伸展制限がある膝において、伸展域でのトレーニン グは是非とも避けるべき、という教訓でした。
高校時代に半月板損傷を受傷し、鏡視下部分切除術を受けた後に、
この症例のリハの問題点は、伸展制限に伴う機能低下において、「
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膝蓋下脂肪体拘縮とそれによる伸展制限がある膝に対して、トレー
私の治療は2日間集中的に行いました。まずは膝伸展制限を解消す
ということで、伸展制限がある膝において、伸展域でのトレーニン
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