9月5日は、横浜での第3回CSPT。テーマはACL再建術でした。
ACL再建術は幅広く行われ、成績も安定していますが、本当の意味でノーマルな膝、完全に元通りの膝には戻らないケースがほとんどです。筋力も健側の90%を超える確率はそれほど高くはありません。
その原因の多くは、大腿四頭筋の筋力回復を妨げる膝蓋下脂肪体拘縮。これを予防するための方策をいろいろと講習しました。
とにかく重要なのは術前リハ、そして術直後の2週間。この2週間を間違えると、取り返しのつかない機能低下が起こります。これはACL再建術に限ったことではなく、すべての手術に言えること。単純な関節鏡手術でもとても重要です。
ところで、受講者の中に3日前にタナ障害の関節鏡手術を受けた方がいました。案の定、膝蓋下脂肪体拘縮が着々と形成されつつあり、セッティングができませんでした。講義の合間に、少し膝蓋下脂肪体リリース行い、膝蓋骨の挙上と伸展(後傾)を誘導してのセッティングを行ってもらった結果、完全な膝過伸展とともに、膝蓋骨の最大挙上が可能になりました。
重要なのは。。。
術後0日からの膝完全伸展位でのセッティング!
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